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「シアタースタート」でピッコロシアターを再訪しました

2021年9月16日

はじめまして、Jcrossスタッフの林です。

私が初めて執筆した「専門図書館見学記 兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター資料室」は読んでいただけましたか?

公立劇場であるピッコロシアターにある資料室は、演劇や舞台芸術に関する資料を中心に、他の図書館にはない学校演劇の台本をアーカイブしている"演劇をする人"に対する愛の詰まった資料室です。是非ともご一読ください。

私はピッコロシアターのある兵庫県尼崎市に住んでいるので取材時に教えてもらった子どもと楽しめる演劇を観劇してきました。

「劇団 風の子九州」が行う子ども向け演劇シアタースタート『ぴーかぶー』です。

シアタースタートとは乳幼児のための初めての劇場体験事業で、子どもたちが一人の観客として保護者と一緒にプロフェッショナルが演じる本物の舞台とはじめて出会うためのプログラムだそうです。図書館にブックスタートがあるように、演劇の世界にもシアタースタートがあるんですね。

「ぴーかぶー」のポスター

2歳9か月の娘を連れて初めてのピッコロシアターでの観劇です。

初めての劇場、初めての中ホール、初めて生で見る演劇に、娘は緊張した面持ちで私から離れようとせず、くっついて座っていましたが、目はしっかりと演者を見つめていました。

大幅に人数を絞った観客、大人のマスク着用は必須で、しっかりとアルコール消毒をして入場。観客はまだ1歳にも満たない赤ちゃんから3歳くらいの子どもと保護者です。

オノマトペやアカペラでの歌、小道具を使った劇あそび、チェロ・ギター・マンドリンの生演奏など、言葉やストーリーが分からない子どもも楽しめる演劇を披露してくれた「劇団 風の子九州」の演目に、緊張していた娘も徐々に笑顔になっていきました。

40分ほどの演目ではありましたが、子どもが初めて触れる演劇として十分な時間でした。

私の観劇歴は恥ずかしながら有名な劇団の演目を数回見に行ったことがある程度でしたが、今回取材を通じてピッコロシアターという劇場を訪れることで、娯楽としての演劇の魅力を知ることができ、定期的に楽しみたいと思いました。

記念撮影

新型コロナウイルスの自粛で落ち込んでいる昨今ですが、感染症対策をしっかりと行った演劇を観劇したり、戯曲を読むことを皆様に娯楽としてオススメさせていただきます!