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ウパっちと札幌市えほん図書館を訪ねました
こんにちは。Jcross担当の関です。
先日、図書館総合展2019フォーラムin札幌(※)に参加するために札幌を訪れた際、以前から気になっていた札幌市えほん図書館を訪ねました。
札幌市には、中央図書館と9つの地区図書館のほかに、内容や対象を絞り込んだサービスを展開する2つの図書館、今回のフォーラム会場にもなった図書・情報館(2018年10月オープン)と、えほん図書館(2016年11月オープン)があります。このほかにも区民センター図書室や地区センター図書室も数多くあるとのこと。さすがは北の大都会・札幌です。
えほん図書館は、札幌市白石区の複合庁舎の6階にあり、同じフロアには白石区民センター図書室が隣接しています。絵本や紙芝居のほか、絵本文化に関する一般図書や絵本雑誌など蔵書は約2万冊。まさに絵本の専門図書館です。
カウンターで、館内の撮影許可証をいただいて、ウパっちと一緒にいざ見学!です。
館内でまず目につくのは、木目の柱や書架を飾る、可愛くて楽しい(でもなかなかダイナミックな)切り絵などの紙細工たち。
プロ顔負けの腕を持つスタッフさんがいるのか、どれも完成度が高く、全体的に統一感のある優しい雰囲気を醸し出しています。
また、館内の書架や什器は、様々な大きさの絵本や紙芝居にあわせユニークな形状のものも。いずれも、子どもの背丈でも見やすく、使いやすそうです。よく見ると、そこここに、札幌市の図書館キャラクター「ヨムくん」の姿も。
書架のサインも、積み木のような可愛らしさ。思わずウパっちも一緒にパチリ。
また、よみきかせコーナーの奥にはバリアフリー絵本コーナーがあり、布の絵本や点字絵本等を利用することができます。
布の絵本は、私立の図書館である「ふきのとう子ども図書館」を運営する公益財団法人ふきのとう文庫のもの。
書架の横にはふきのとう文庫の紹介も掲示されています。
ひとつひとつ手づくりされている布の絵本は、やわらかな素材感と、よく考えられた布の絵本ならではの表現で、触ってみたい気持をくすぐります。
親近感を感じる素材感のせいか我らが広報部長ウパっちも大はしゃぎ。まるで絵本の登場人物のようです。
えほん図書館では、このほかにも絵本グランプリや、館内端末で利用できるデジタル絵本、調査研究活動の一環で所蔵する明治から大正期の絵本や絵雑誌の一部を独自にデジタル化して公開するといったユニークなサービスや取り組みを行っているそうです。こんな図書館を利用できる札幌市内の子どもたちがうらやましい!
デジタルコンテンツ等、図書館のウェブサイトから誰でも閲覧できるものもありますので、ご興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね。
※図書館総合展2019フォーラムin札幌の概要や開催の記録はこちら