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図書館総合展サテライト会場めぐり 高崎商科大学図書館さんに行ってきました

2022年12月5日

こんにちは、Jcrossスタッフ 赤枝です。

2022年の図書館総合展_ONLINE_plusは、11月1日から30日までの1か月開催されました。オンラインのイベントも盛りだくさんの1か月でしたが、昨年に引き続きサテライト会場も公開されていて、実際に訪問することもできました。

会期の最終日、「高崎商科大学図書館」に訪問してきました。

「高崎商科大学」は、群馬県高崎市にある大学です。

サテライト会場の説明では「コンセプトは「よいタイトルの本」だけを集めた書棚。よいタイトルの本にはアイデアや勇気、人生の指針を与えるチカラがある。webの本屋さん「good title books」とTUC図書館のコラボ企画です。」と書いてありました。訪問して、司書さんに話をおうかがいしました

オンライン書店「good title books」は、店主が「タイトルに惹かれた本」を読んで、書評を公開し、その本を販売するという本屋さんだそうです。この書店とのコラボ企画として、「タイトルだけで本を選択する」というワークショップを開催し、その中で選ばれた本を展示しているとのことでした。このワークショップでは、参加者は開架だけではなく閉架書庫の中にも入り、所蔵している資料の中から「タイトル」に惹かれた資料をピックアップし、「なぜこのタイトルがいいと思ったのか」などを発表したそうです。選んだ人それぞれの理由がありとても面白かったとのことでした。例えば「汚れた手をそこで拭かない」(芦沢 央 著、文藝春秋、2020年9月、9784163912608)を選んだ参加者は「じゃあどこで拭けばいいのか? と思って選んだ」と答え、全員が笑ってしまったそうです。図書館の中にもいろいろな本があることに気づいてもらうようなきっかけになるといいと、司書さんはおっしゃっていました。

このイベントの様子は図書館総合展のサテライト会場の頁にも動画公開されています。

こういったイベントを行ったので、学内はもちろん学外にも紹介して、地域の人たちにも図書館を利用してほしいという思いから、今回、図書館総合展のサテライト会場に名乗りを上げたとのことでした。

この「good title books」のコーナー以外も見せていただきました。ゼミの教授の推薦図書を教授が作成したコメント入りポップとともに展示したり、帯をラミネート加工して新着資料のポップとして使ったりと、利用者に見せる工夫をされていました。

学生が集う食堂のモニターにも、図書館で展示されている資料が映し出されていました。学生の目に留まって手にしてもらえるといいなと思います。

2枚目となった「図書館総合展2022サテライト巡り」のLibraryNAVIに、蔵書印をどん!と押していただきました。お忙しい中ご案内いただきありがとうございました。

このLibraryNAVIは図書館総合展のサイト内「Jcross」のブースに公開されています。ご自由にお使いください。