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絵本の旅立ちを見届けてきました!
こんにちは、Jcross担当の関です。
毎年、私たち(株)ブレインテックの社員が有志で参加している「絵本を届ける運動」という活動があります。
貧困や戦争などの影響で、絵本を読むことができないアジアの国々の子どもたちに、日本で出版された絵本に現地の言葉の翻訳シールを貼って届けるという、(公社)シャンティ国際ボランティア会が行っている活動です。
今回、2018年にたくさんの方々の手によって翻訳シールを貼った絵本が、シャンティ国際ボランティア会での確認・仕分け作業などを終え、いよいよ各国に向けて旅立つということで、その絵本の積み出し作業をお手伝いに行ってきました。
千駄ヶ谷駅から5分ほどのところにあるシャンティ国際ボランティア会の事務所の下にある倉庫。決して広くないその倉庫内に、箱詰めされた絵本が306箱、静かに積み出されるのを待っていました。
それぞれの箱に貼られた青や黄のテープは、絵本の行き先の国を表しています。それぞれの箱には入っている絵本の種類と冊数、重さも記載され、厳重に封がされています。
丁寧に準備され、整然と並ぶ段ボール箱を見ていると、「全ての絵本が無事に子どもたちに届くように」という、ここまで準備してきたたくさんの人たちの思いが詰まっているように思えました。
いよいよ絵本を積み込むトラックが到着。シャンティ国際ボランティア会のスタッフと、お手伝いに集まった人たちで迎えます。
トラックの側面が開くと、いよいよ積み込み開始。
倉庫の出口からトラックまでは10mもありませんが、その間をたくさんの人がバケツリレー方式で段ボールを運びます。
たくさんの人で、まるで「人間ベルトコンベア」のように箱を送っていくので、最初のうちはそれほど大変だと感じません。一緒に行った同僚とウパっちも、まだまだ余裕の表情。
しかし、なんといっても20kgほどの段ボールが306箱。ふだん体を動かすことのない人も多いようで、徐々に「まだまだあるのかなあ」「ちょっと背中痛いなあ」という声も聞こえ始めます。
負担が分散するよう立つ位置を交代したりしながら、なんとか積み込みを終えました。
ただ見守っていただけのウパっちも、なんだか満足気です。
最後は全員集まってトラックの前で記念撮影。
みんなに見守られ、トラックは旅立っていきました。
この後、絵本は船便で各国に運ばれ、早い国では今年の夏ごろから子どもたちの手元に届きはじめるのだそうです。
終わった後、事務所の中でお茶をいただきながらひと休み。
学校の先生に、人生で初めて絵本を読んでもらい大喜びしている子どもたちの様子を映したビデオを見せていただき、これからもこの活動を応援していきたいなという気持ちを新たにしました。
絵本を届ける運動では、2019年の参加者募集が始まっています。
早めに申し込むほうがたくさんの種類の絵本から自分の好きなものを選ぶことができて、より楽しむことができると思います。ご興味のある方は是非一度公式サイトをご覧になってくださいね。
- ※当日の様子は、シャンティ国際ボランティア会の「シャンティブログ」でも紹介されています。 2018年収集絵本 無事旅立ちました!|シャンティブログ|公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)