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大和市文化創造拠点シリウス見学に行ってきました

2018年7月12日

こんにちは。Jcross担当の関です。

7月2日(月)に、図書館総合展2018 フォーラム in大和 が大和市文化創造拠点シリウス(以下、シリウス)の中にあるやまと芸術文化ホール(サブホール)で開催されました。

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シリウスのある大和市は、神奈川県の内陸にある面積27平方km余の比較的コンパクトな自治体ですが、市内には小田急江ノ島線、東急田園都市線、相鉄線の3路線8駅があり、交通の便の良さが特徴の一つです。

今回訪ねたシリウスは、小田急線と相鉄線が交差する大和駅からすぐの場所にあり、芸術文化ホールのほかに図書館、生涯学習センター、屋内こども広場等で構成される地上6階、地下1階の大型複合施設です。

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人口23万人余の自治体で、2016年11月の開館から1年で入館者300万人を達成した[※1]というシリウスとはいったいどんなところなのか、図書館総合展フォーラムの出展の合間に、ウパっちと一緒に見学してきました。

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複合施設といっても、ここでは○階が図書館、○階がホール、といったようにフロアごとに別れているわけではなく、例えば「感動が生まれる 感性と創造の場」というコンセプトの1階には図書館とカフェ(スターバックス コーヒー)とホール、「思い切り遊んで学ぶ 大和こどもの国」という3階には屋内こども広場と図書館の児童書コーナー(こども図書館)が同居するといった具合。

おそらく来館する人たちは「今私は図書館に来ている」「今僕は生涯学習センターに来ている」といった施設の区切りを意識しないで利用しているのだろうと思います。

そんな館内で、ひときわ賑わっているのが、最上階である6階の市民交流スペース。同じフロアの調理実習室や和室、会議室などでのサークル活動の後なのか、話に熱の入っているシニア世代のグループ、学校帰りらしい制服姿の中高生など、文字通り老若男女様々な人たちが、たくさん並んだ丸テーブルを囲んでぎっしり。

それでも、図書館のレファレンスカウンターがある一つ下の5階に降りると、不思議なほど6階の賑やかさは気になりませんでした。

そして、市民交流スペースだけでなく、1階~5階の図書館エリアの書架の周辺にたくさんの閲覧席が用意されているのに加え、2階には有料の市民交流ラウンジも用意されていて、いずれもほとんど空きのない様子でした(一体、シリウス全体でどれだけの椅子が来館者のために用意されているのでしょう?!)。しかも、ここは年末年始の2日を除いて毎日9時から21時まで開いているのだそうです[※2]

こうして見てくると、この建物全体がまるで「どんな人も、どんな時でもここに来ていいよ」と言っているように思えてきます。今回訪れたのは平日の昼間でしたが、夜や休日にはまた別の顔が見られるのかもしれません。

自分が高校生のころ、地元の図書館の閲覧室で少ない座席を奪い合うようにして(そして若干の罪の意識を感じながら)勉強していたこと、子育て中に幼児を連れて長時間過ごせる場所が少なく困ったことなどを思い出し、これだけ多様な居場所が駅のすぐそばにある大和の人たちがとても羨ましいと感じました。

後日、知人に「評判の大和はどんな図書館だった?」と聞かれたのですが、思わず「あれ、どこからどこまでが図書館だったかな?」と思ってしまいました。

図書館が他の公共サービスと混じり合っていることで、運営・管理する側には色々な苦労があるだろうと想像するのですが、来館する人にとってはそこは重要なところではないでしょう。そして、それこそ、シリウスを作った人たちの狙いなのかも?

まだ行ったことのない皆さんも、ぜひ一度行ってみてはどうでしょうか。

5_2260_4a.jpg 1階にあるカフェでくつろぐウパっち。