スタッフブログ
遊び心いっぱいの久美浜高校図書館、いかがでしたか?
こんにちは。Jcross担当の秋葉です。
先週公開したレポート「アイディアが詰まったおもちゃ箱みたいな久美浜高校図書館」はご覧いただけましたでしょうか?
記事では展示にまつわる工夫などを中心にご紹介しましたが、久美浜高校図書館さんでは、とにかく図書館に足を運ばせるたくさんの工夫が凝らされていたので、本編では紹介しきれなかったもののうち、私が個人的に面白い! と思ったものをいくつかご紹介したいと思います。
まずは「おみく詞」です。
これは名言の書かれたおみくじを1日1回引いて、そこに「当たり」と書いてあれば景品がもらえるという企画です。
引いた「おみく詞」は後ろにあるツリーに結ばれている
また、久美浜高校図書館では毎週発行している図書館便りに名作といわれる作品の4コマ漫画が掲載されていて「この話はなんでしょう?」というクイズにしています。その週末までに司書の伊達さんに確認して正解であれば景品がもらえるという企画もあります。
景品は主に雑誌の付録やペットボトルのおまけなど
そして個人的にいちばん気になったのが、図書館の中の「鯉のエサやりコーナー」です。
3階の図書館なのに鯉!? 気になりますよね?
「鯉のエサやりコーナー」の文字が...
これは、ちょうど図書館の窓の下に小さな池があり、窓からそこにいる鯉にエサをあげることができる人気のコーナーだったそうです。
しかし、残念ながら今は池に鯉がいないため、エサをあげることはできないそうなのですが、また機会があれば復活するかもしれないとのことでした。
全体像が写せなかったのですが、この池は久美浜高校の校章の形をしています
他にも、イベントやワークショップなどをよく開催しているそうです。
これまでにも虫除けスプレーや万華鏡を作ったり、10月にはハロウィンのジャック・オー・ランタンづくりを図書館で行っていて、とても楽しそうです。
一見、直接本を読むことにはつながらなそうな企画もたくさん実施していますが、こうした工夫が生徒の皆さんの興味をひいて、記事中にもありますが、京都府内でも上位という貸出冊数につながっているんですね。
こちらの図書館は普段生徒さんが通りかかる場所にはないのに、様々な企画や工夫で生徒さんの利用を促し、立地の悪さを跳ね返しているところがすごいなぁと思いました。
本編には展示や掲示に関する工夫がいっぱい詰まっていますのでぜひご覧ください。