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川崎図書館の社史フェアに行ってきました

2017年9月5日

こんにちは。Jcross担当の秋葉です。

昨日公開したレポート『神奈川県立川崎図書館の「あゆみ」に注目』は読んでいただけたでしょうか?

記事中でも少しふれていますが、川崎図書館は社史の収集でも有名な図書館で、収集した社史の展示を中心とした「社史フェア」が今年も開催されました。

今年で4回目となる「社史フェア」は、開催する前年に発行され、川崎図書館で所蔵する社史を会場に並べ、すべて手に取って閲覧できるというものです。

今年は6月21日(水)から24日(土)の4日間で開催され、247点の社史が2階のホールに並びました。参加者数はこれまでで最多の226名だったそうです。

社史フェアの様子

室内にはかすかにウクレレの音色を流して、来場者やスタッフが話をしやすい雰囲気を作っていたり、来場者に社史を眺めるだけでなく実際に手にとってもらえるよう、"お気に入りの社史"という投票用紙を配布するなど、単に社史を展示するだけでなく、様々な工夫が凝らされていました。

ちなみに、お気に入りの社史の投票結果は川崎図書館の社史室情報誌「社楽(SHA RAKU) 72号 [PDF]]」で公開されています。

展示されている社史

社史に添えられた説明書き それぞれの社史に添えられた説明文。右上の「↓」は縦書きを表し、横書きだと「→」で、過去に利用者から質問があったのでひと目でわかるようにしているそうです

また、7月19日には第26回目となる「社史ができるまで講演会」も開催され、せっかくの機会なのでそちらにも参加してきました。

今回は、株式会社ニシヤマの内田康之氏が講師を務めた「『NISHIYAMA 100』ができるまで」というタイトルで、社史編纂の過程やこだわりポイント、これから社史を作る方へのアドバイスといった内容でした。

後半には、『神奈川県立川崎図書館の「あゆみ」に注目』でもお世話になった社史室担当の高田高史さん(科学情報課)との対談もあり、今回の社史の見どころや編纂課程について詳しく知ることができました。

社史フェアおよび社史ができるまで講演会については、高田さんの著書『社史の図書館と司書の物語―神奈川県立川崎図書館社史室の5年史』(柏書房 2017年1月)により詳しく書かれていますので、こちらも機会があればチェックしてみてくださいね!